旧阿部正弘像跡

旧阿部正弘像跡周辺地図

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現在、二の丸西側にある阿部正弘像とはあらゆる意味で別物です。

この像は1922年(大正11年)に阿部正弘を顕彰するため福山市民有志により建立されました。

建設費は5万円で全額寄付により賄われています。像は高さ14尺(約4.24m)と巨大で原型は新進気鋭の彫刻家「武石弘三郎」により製作されています。また、台座は関西建築界の父と言われる福山出身の建築家「武田五一」により設計されています。

太平洋戦争時の戦時供出で像と銘板が撤去されました。戦後しばらくは台座のみ残っていて、当時を知る人は台座の中に入って遊んでいたとのことです。

台座だけでも武田五一設計の優れた構造物でしたが、戦後の福山城公園整備により撤去されました。